同じように語られますけど、決定的な違いが有ります。
それは、建設現場に於いては、「設計図はきちんとコミットメントされていて、設計しながら作ったりしていない」事。
システム開発の現場(殆どウォータフォールだと思いますけど)では、要件定義、概要設計、詳細設計と言った成果物を作って、それぞれの次のフェーズへと移っていきますが、この時、各々の設計書に付いてレビューをします。が、じゃあ、それをもって「この設計書通りに作れば、間違いない!」なんて誰も担保してくれません。
作りながら、動作検証ながら、バグ修正しながら。
と言う、ある意味Agileな開発を行う事も少なく有りません。
少なくとも、建設業に於ける「土方」では、出来上がりがはっきりした図面が有ってそれに基づき、図面を実現すべく作業をすればいい訳です。
しかし、システム開発に於ける「土方」は、出来上がりも今ひとつはっきりしない、図面もこれから引かなきゃいけない、しかも、出来上がった図面は承認されても、「この通りなら確実」と言う事は誰も言ってくれません。
「レビューの徹底」とは言うものの、実際には、「時間が無くって、体裁と文言の修正だけ」に成っていることもしばしば、と言うより、そう言う現場の方が多くないだろうか?
テストにしても同様、開発期間以上にテストに時間を費やしている現場ってあるんだろうか?
大抵の場合、 開発期間以下の時間数でそれでいて、Step当たりのテスト件数だけはキッチリ合わせようとする。
だから、最近思うのは、
- 「海外の開発現場ってどうやっているんだ?」
- 「品質ってぶっちゃけどうよ?」
- 「大量に残業してやっているの?」
会計基準も国際化の方向に向かっています。
システム開発のあり方も、もっと違った方向へ行かないと、それこそ、国際競争力という点でにっちもさっちも行かなくなりますよ〜〜。(誰に言ってるんだか)
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