2006-05-30

ソフトウェア開発の文化

今居るお客さんは、とにかく開発作業に関して細かい。だけど、やり始めてみるとその細かさの為に
随分と楽になっている気がする。例えば、レビューはきっちりやるし、詳細設計についても(ロジック的なことも含めて)
ちゃんと見てくれている。だから、スケジュール的にも随分と余裕があって作業を行っている(残業が無いとは言わないが)。

何でこんな事を書いているかと言うと、「ソフトウェア開発の持つべき文化」(カール・E・ウィーガーズ 翔泳社)を今、ちまちまと
読んでいた為、特別、先に挙げたことが書いてあるわけではないが、あの当時、受注していた元受では、例えば開発作業の
手順と言うものが、ユーザー先に依存してしまっていたように思う。結果として十分な品質を保てなかったのでは無いかと今にして
思っている。
納期を優先するのか、品質を優先するのかの判断が、「納期ありき」でスケジュールが引かれていた場合が多かった様にも思う。
もちろん、
  • 品質を維持するのは開発者の勤め
  • 納期を守るのは開発者の勤め
と言われればそうだろうが.....。
過去に係ったプロジェクトでは、
詳細設計書のレビューを行わずに開発作業を行って.....泥沼。
なんて事も有りました。考えてみれば、
  • レビューしなきゃ先へは進まない(進めない)。
  • レビュー後の詳細設計書からスケジュールの再見積もり
を行っていれば良かったんだろうけど、まあ、自分自身も含めて、甘かったんですね。

納期と品質は、十分な期間があればトレードオフにはならないけど、既に間に合わないようなスケジュールの場合、
どちらを取るのかをプロマネ,ユーザーに問うことも開発者の勤めなんでしょうね。
そして、どこに言っても、これだけはやる(例え、ユーザー先にではそうではなくても)と言うことをキッチリと
やると言う姿勢が重要かなと、思います。

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